釣れた魚を美味しく食べるためには、釣ってから持ち帰るまで新鮮さをキープする必要があります
一般的に釣った魚はスカリに入れます。しかし、スカリは網目が比較的大きいのでイワシや豆アジなどは逃げられてしまいます。
小さい魚を持ち帰るときには、下処理をした方が賢明です。下処理は、頭を落として内蔵を取り出し海水で洗います。後はビニール袋に入れて氷の入ったクーラーボックスへ入れます。
でも、釣れる度にこれをやっていたら大変です。釣れたら取り合えず水汲みバッカンへ入れておき、ある程度まとまったら下処理をすればいいと思います。
魚をスカリに入れて海中に浮かせておけば、釣りが終了するまで生きています。新鮮さを保つにはこれが一番かと思います。
スカリに入れた後、ひもをしっかり引いて入り口を確実に閉めておかないと逃げられてしまうので、ご注意を。
大きい魚しかキープしないとか波気がありスカリでは流されてしまう場合は、ストリンガーを使う手もあります。逃げないように魚の口元にピンを通して泳がせておきます。動きが制約されるせいか?スカリに比べて弱ってしまうようです。
20〜25cm以上の魚は急所をナイフで切って血抜きをしておいた方がいいでしょう。クーラーボックス内で暴れると、血が全身に回って血生臭くなってしまうからです。急所はエラの上とシッポの付け根の2ヶ所です。
ナイフを入れてザクッとやると、魚はピクピクしながらじき動かなくなります。その後水汲みバッカンに海水を入れて頭から魚を入れて血抜きをします。この一手間をやるのとやらないのでは雲泥の差です。やっておくと臭みが全くなくなり、更に美味しく頂けますよ。
絞めた魚はビニール袋に入れてから氷の入ったクーラーボックスに入れます。そうすることによりクーラーボックスが魚臭くならないで済みます。海水で濡らした新聞紙に包んでビニール袋に入れれば新鮮さの点でも完璧です。
クーラーボックスの氷は買ってもいいのですが、ここでおすすめの方法を紹介します。
2リッターのペットボトルに水道水を八分目ほど入れ、空気を追い出してからキャップをします。冷蔵庫の冷凍室で2〜3日放っておけば出来上がりです。
夏場の釣りでもクーラーボックスに入れておけばなかなか解けませんし、解けた水は冷水の飲み水にもなりますので重宝します。