一般的に、釣竿は魚とのやり取りを楽しむために軽く細く出来ています。特に1号竿以下の穂先は衝撃に弱く取り扱い不注意でよく折ってしまいます。
仕方なく釣具屋さんに修理依頼をしますが結構修理代がかかりますし戻って来るまでしばらく釣りが出来なくなります。そこで、複雑骨折(?)以外なら自分で直してしまいましょう。
釣り場で仕掛けを作っている時に、不注意で膝の上から釣竿を落としてしまう・・なんてことはよくある話ですが、そのとき不幸にも穂先から落ちると写真のように穂先が折れてしまうことがあります。
釣竿は曲げモードには滅法強く出来ていますが、衝撃には非常に弱く簡単に折れてしまいます。
仕方なく予備竿で釣りを始めても、さい先の悪いスタートでテンションがた落ちですよね。釣果がパッとしないと全てそのせいにしたりして。(^^;;
皆さんもこんな経験ありませんか?でも、折れた穂先を捨てたりしてはダメですよ。ちゃんと持ち帰って修理しちゃいましょう!
準備するものは、瞬間接着剤・ピンセット・ライター・サンドペーパー(#1000程度)だけです。ピンセットがなければ先の細いラジオペンチのようなものでもOKです。
まずは折れた穂先のトップガイドを外します。トップガイドは瞬間接着剤で竿に止められているのでライターで暖めれば簡単に抜くことが出来ます。
このときライターの火をあまり近づけるとカーボン製の穂先が燃えてトップガイドの穴をふさいでしまいます。したがって、適度に離してトップガイド(金属部)だけを暖めるようにします。
数秒間暖めたらすぐに竿の方を抜きます。当然ですが、竿の方も熱くなっているので火傷に注意して下さい。
瞬間接着剤が溶けていれば軽く抜けるはずです。
本体側の竿先をトップガイドから抜いた元の竿先の形状になるようにサンドペーパーで削ります。
削り過ぎないよう注意しつつトップガイドとの勘合を見ながら作業します。
削った竿先に瞬間接着剤を塗ってすばやくトップガイドを差し込みます。位置マークが付いている竿の場合はマークを合わせて差し込むことは言うまでもありません。このときはみ出した接着剤は乾く前にふき取っておきます。
しばらく放置したあとトップガイドを引いてみて抜けないことを確認し問題なければ作業は終了です。
若干短くなりますが、ほとんど誤差範囲、使用感は変わらないはずです。
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