2階からの水漏れで傷んだ石膏ボードの天井を修理しました。また、壁紙も張り替え自分なりのお気に入りにアレンジしました。天井の壁紙貼りは少し苦労しましたが、意外と簡単に出来て安上がりでしたので紹介します。
<ビンテージ木目柄壁紙>
ビンテージウッド柄全12品番をセレクト、部屋のアクセント・雰囲気作りに壁の1面や部分的に、気に入った柄をチョイスして楽しんでみてはいかが
ある日突然1階の天井から水がダラダラ落ちて来ました。業者に見て貰ったら、2階の風呂場下から洗面所に向かう温水配管にピンホールがあるとのこと。天井の石膏ボードや断熱材が水でやられ配管修理後はご覧の有様。大工さんの人手不足とやらで天井の修復は自分でやることにしました。(^0^)/
ダメージを受けた石膏ボードは出来るだけ定尺の1800mmX900mmサイズで取り外します。壁紙を剥がして石膏ボードを止めている木ネジを外します。木ネジの頭はパテ埋めされているので見つけ難いですが根気良く探します。石膏ボードは重いので出来れば2人で作業した方が安全です。
使用した資材は、いつも家の修理を頼んでいる業者から調達しました。定尺の石膏ボード3枚とグラスウールの断熱材です。断熱材はちょっと多過ぎましたが、あとあとスピーカーボックスを作るときにでも利用しますか。(;^ω^)なお、壁紙は家を建てた時の余り物を使用しました。
上にお風呂があるので断熱材は隙間なく多めに入れました。断熱材はカッターで簡単に切れます。適当な大きさに切って詰め込むだけです。
石膏ボードで蓋をしますので、見映えは気にせず作業を進めます。
石膏ボード下の内壁には見映えを良くする廻り縁(茶色い木)があり、これを外すのはかなり面倒な作業になるので今回はパス。写真のように石膏ボードを小さくカットして廻り縁の上の隙間に差し込むことにしました。石膏ボードは、カッターで2〜3回切り込みを入れれば簡単に折れます。
あとは、出来るだけ大きく寸法取りして貼り付けます。石膏ボードが重いので1〜2人の助っ人が必要です。ネジはコーススレッドを使用します。ドリルドライバーがあると作業がはかどります。壁紙を貼ったときにネジ跡が浮き出さないように、ネジの頭は石膏ボードに若干埋もれる程度にします。
見映えのよい壁紙貼りは下地から・・石膏ボード同士の繋ぎ目の隙間やネジの頭部のへこみを出来るだけ平坦にするためにパテ埋め作業をします。使ったのはアサヒペンの『穴うめ下地パテ』で、伸びがよく使いやすいです。専用のヘラがセットになっています。ホームセンターで入手出来ます。
パテ埋め箇所にパテを押し込んで、余分なパテをヘラでこそぎ取ります。充填不足だと乾燥後にへこんでしまいますので、念入りに押し込むようにします。多少デコボコしますが乾燥後に軽くペーパーをかけ平坦処理をしますので、気にせず作業を進めます。乾燥に5時間以上かかります。
◆壁紙用のり◆のり用ハケ◆のり入れ(イチゴパックで代用)◆ステンレスカット定規◆カッター当て◆カッター(刃先交換タイプ)◆おさえハケ(空気抜きと密着向上)◆おさえローラー(壁紙のエッジ押さえ)◆スポンジ
*壁紙屋本舗から調達しました。
壁紙を貼るスペースより一回り大きいサイズに壁紙をカットします。壁紙のパターンが揃うように注意しさえすれば、それほど正確に切る必要はありません。
十分広い作業スペースを確保して養生シートの上に新聞紙を敷き、その上に壁紙を裏にして置きます。
壁紙用ののりは専用のハケで伸ばしながらムラにならないように少し厚めに塗布します。壁紙同士を重ね合わせるエッジ部にはのりを塗らないようにします。のりが付いていると壁紙が柔らかくなって切りづらくなるためです。のりを付けると壁紙が少し伸びるので塗り終わったら数分放置します。
壁紙は貼り直しが出来ます(のり付き壁紙はダメですが)ので、時間をかけ位置を確認し全体を貼ります。壁紙が大きい場合は、2〜3人でやった方が効率的で失敗もしないと思います。貼り付けたらおさえハケで中央から外側に空気を抜きながらスライドさせ密着させます。
のりを付けなかったエッジ部は隣の壁紙に重ねたままカッターで両方とも切り取ります。この工程は一発勝負で、見映えの良し悪しを左右するので特に慎重に行います。ステンレスカット定規に沿ってカッターを移動させ切り取ります。切れ味が落ちたら即刃先を交換するのがポイントです。
カットが終わったら余分な壁紙を両方とも取り除き、のりのない部分にのりを塗って貼り付けます。壁紙の境目は、写真のようにおさえローラーを使ってしっかり貼り合せます。はみ出したのりがあれば、水で軽く濡らしたスポンジで拭き取ります。上を見ながらの作業は、ほんと、疲れます。
壁紙を貼り終えたら修理完了です。プロ並みとは行きませんが、まずまずの出来栄えです。
天井を見ながらの作業は楽ではありませんでしたが、終わってみれば達成感も味わえていいもんです。(^^)v
一度壁紙貼りをやると多少腕に自信が付いて来て、またやりたくなるもの。アンティーク調の板張り風壁紙を使用して壁と天井の一部にアクセントを付けてみました。白の単調な部屋が一変、いい感じです。自画自賛(^^♪
壁紙は 壁紙屋本舗から調達しました。豊富な品揃えでオススメです。
<壁紙施工道具セット>
壁紙を上手くキレイに貼るには道具選びも大事、壁紙専門店のこだわりセットです