障子は年月が経つとどうしても破れやすくなり、部分補修では対応仕切れなくなります。そんな時には思い切って全部貼り替えてしまうのが得策です。
業者に頼まなくても簡単で安くキレイに仕上がるおしゃれな障子の張り替え方法を紹介します。
南に面した和室の障子戸は、長年の直射日光により軽く触っただけでも破れるようになってしまいました。出来るだけ触れないようにし破れたところは部分補修でなんとか凌いで来ましたが、ご覧の通り見栄えが悪くなり、もう限界!!(;´Д`)
◆張り替え用障子紙:ただの白い和紙ではつまらないので、ちょっとした遊び心で小さい桜の花びらを散りばめた彩りのあるUVカット仕様の和紙をチョイスしました。
◆障子のり:障子の桟に沿って塗れるガイド付きのワンタッチタイプです。はりかえ工房 で調達しました。
◆定規◆カッターガイド用◆はさみ◆よく切れるカッター◆ヘラ;古い障子紙をこそぎ落とす◆タオル;はみ出たのりの拭き取り◆スプレー;障子紙のシワを伸ばす◆養生マット;室内作業時のみ
すべて家にあるものでOK!!
古い障子紙を破り取ります。のり付けされて桟に残っている障子紙は、一度濡らして柔らかくしてからへらでこそぎ落とします。完全に取り除いたら、桟に溜まったほこり等を取り除きキレイにします。昔は外で水洗いしていたような・・完全に乾いたら次の工程に移ります。
障子紙は必要なサイズよりも少し大きめに切り出します。貼った後カッターで切り揃えるので、さほど正確でなくても大丈夫です。付属のテープで障子紙を動かないように止めます。
写真ではロールの向きが横ですが、縦にするとロール状を転がしながらのり付け出来るので作業が楽になります。
ワンタッチ障子のり先端のガイドを桟に当て、のりを少しづつ出しながらスライドさせてのりを付けます。多く付けてしまったらタオルで拭き取ります。
塗ってからあまり時間を置くと乾いて来ますので、一度に全部塗ろうとしないで、桟毎に塗っては障子紙を貼り付けて行く方が無難です。
出来るだけシワやヨレにならないように貼り付けます。写真にように、ロール状で貼り付けられるように切り出しすれば平行に紙を送ることが出来るのでキレイに貼れると思います。
また、多少のシワやヨレが発生してしまっても次に説明する霧吹きを行うことによって修正出来ます。
一枚分貼り終わったらのりが完全に乾く前に余分な障子紙をカッターで切り取ります。少しでも切れ味が悪くなった刃先は交換します。
切り揃えが終わったらスプレーで全体的に霧吹きを行います。完全に乾くまで自然放置すると紙がピーンと張って見た目がキレイに仕上がります。
1枚目が終わったら、桟の部分を重ねて2枚目を1枚目と同じ要領でセットします。重ねた部分は後で切り揃えることが出来ないのでピッタリ合わせます。後は、1枚目と同様に貼り付けて行きます。
キレイな障子に生まれ変わりました。(^ω^)
こうなると畳もキレイにしたいところですが、さすがにDIYではムリですよね。(;´∀`)
乾燥工程もあるので3日ほどかかりましたが、作業時間は延べ5時間くらいで済みました。
今回はこんな柄をチョイスしてみましたが、実際に貼ってみると控え目に見えます。もう少し派手目系でも良かったかな?はりかえ工房 には今回使ったのり付けタイプの他にも両面テープやアイロンで貼る壁紙もあります。また、柄も豊富にありますので部屋の雰囲気とか好みでいろいろ選べます。
<リラックマ障子紙>
貼りやすく破れにくい丈夫な遮光タイプの壁紙、子供部屋にも最適!