ウキフカセ釣りのコマセの作り方
ウキフカセ釣りはコマセを撒き魚を寄せて釣るコマセ釣りの一釣法です。従って、ウキ釣りの釣果はコマセを撒かなければほとんど期待出来ません。ここでは海釣り初心者向けにウキ釣りで使うコマセの作り方について説明しています。
ウキフカセ釣りにコマセは必要不可欠
魚を寄せて食わせる
クロダイのウキフカセ釣りでは、魚を集めるためにコマセ(撒き餌のこと)を撒きます。コマセは、クロダイが大好き(ほとんどの魚がそうですが)なオキアミにクロダイが好む成分をブレンドした配合餌を混ぜ合わせるのが主流です。
コマセは沖にいるクロダイを寄せたり食い気をアップさせる効果があり、ウキフカセ釣りには欠かせないものです。
配合餌の役割
配合餌の役割は主に3つあります。
一つめは、配合餌の粘りによってコマセをまとめ投げやすくすることです。遠投することもあり、投げたときにオキアミがバラけず狙ったポイントへコントロールしやすくなります。
二つめは、海中に沈むコマセのスピードをコントロール出来ることです。重い材料で作られた配合餌を使えば速く沈むし、軽い材料のものはゆっくり沈みます。潮の流れの速さや魚の活性に合わせて調整することが出来るのです。
三つめは、沈むときに濁りを出してクロダイにアピールすることです。濁りの中にサシエ(ハリに刺した餌)のオキアミがあれば、食って来る確立が格段にアップします。
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底にいる魚を狙うか?魚を浮かせて釣るか?
比較的活性が低いときの基本的なコマセ
水温が低く潮の流れがあまりないような時は魚の活性が低くなり海底付近でじっとしています。そのような時には、海底にコマセを溜まらせポイントを作りそこにクロダイを寄せ集めるのが有効です。したがって、コマセが途中でバラけないようオキアミは潰し気味に細かく砕き、粘り気のある重めの配合餌と混ぜ合わせ固めに仕上げます。海底付近でバラける固さが理想です。
活性が高いときの基本的なコマセ
春から秋にかけてのクロダイの活性が高い時期には、浮かせて釣るようになります。潮の流れが速いときや荒れているときも同様で、浮かせて潮の流れの中で釣ります。
したがって、オキアミは比較的バラけやすいように荒めに砕き、砕かないオキアミも少し残すようにし、クロダイへのアピール効果を高めます。配合餌は軽めのものを使用し、潮の流れによく乗るようにあまり固くしないのがポイントです。
場合によっては、配合餌を少なくしたりメジナ用の配合餌を使うこともあります。イメージ的には、配合餌の濁りの中にオキアミの粒が漂い、サシエのオキアミも同化しているのが理想です。
ウキフカセ釣りのコマセの作り方
ひたすら冷凍オキアミを砕く
コマセ用のオキアミは通常冷凍で売られています。2kgとか3kgとかの冷凍オキアミブロックがビニール袋に入っています。で、いきなり凍ったオキアミを砕くのは結構重労働ですので、30分くらい日向に置いてある程度解かしてから砕くようにします。急ぐ場合は、ビニール袋のまま バッカン に入れ海水を入れて解かします。
出来れば釣行前日に買ってクーラーボックスに入れておけば、当日釣り場に着く頃にはほどよく解けていて作業が楽になります。釣り場近くの餌屋さんに頼んで事前に冷凍庫から出して置いて貰うのもいいでしょう。中には、電子レンジでチンしてくれるサービスのよい餌屋さんもあります。
当日買ったものは凍ったまま砕くようになるので、少し海水を入れて解かしながら砕いた方がいいと思います。 コマセミキサー で砕きますが、クージーは"百均"で買った写真の鉄板返しを愛用しています。(^^)v100円にしては結構使えますよー。
でも、道具にこだわる人はちゃんとしたものをお買い求め下さい。やっぱり専用品はそれなりに使い勝手がいいです。
配合餌を入れてオキアミと混ぜる
砕いたオキアミに配合餌と海水を混ぜ合わせます。海水は固さを見ながら少しづつ入れて行きます。配合餌の袋に海水の量が記載されていますので、一応参考にして下さい。
ここでの注意点は、くれぐれも海水を入れ過ぎないようにすることです。コマセが柔らか過ぎると遠投が出来なくなり手前しか狙えなくなるために、後々の釣果に響きます。
完成したコマセは写真のような状態です。固さは、ヒシャクですくったコマセをバッカンの内側で軽く叩き圧縮した状態で確認します。ほどよくまとまればOKです。う〜ん、わかるかなぁ?表現がヘタですみません。(m(_ _)m)
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