フジはつる性の落葉木で日本人には古くから馴染みのある植物です。庭ではフジ棚仕立てにするのが一般的で、薄紫色の小花を房状にぶら下げる様は圧倒的な美しさがあります。
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科 名 | マメ科 |
学 名 | wisteria |
原産地 | 日本 |
草 丈 | つる長で10m程度 |
性 質 | 寒さに強い、日当たりの良い場所 |
用 土 | やや粘質の重めの土 |
植え付け | 冬場 |
主な開花期 | 4月〜5月 |
用 途 | 庭(棚仕立て)・鉢植え |
<長崎一才藤>
鉢植えでも庭植えでもまずはこれから
2008年5月11日
フジはかなり前から育てていますが、2度目の移植の際にかなり短く切ったせいで一時花付きが悪くなりました。写真はその後5年くらい経った時でまあまあの花付きになりましたが、まだ花房にボリュームがなく垂れ下がりが短い状態です。
2013年5月15日
花房にボリュームが出て垂れ下がり具合も長くなって来ました。しかし、花房の数はイマイチでスカスカ感がありまだまだ迫力が足りません。
2015年4月29日
フジ棚にラティスを設置し白のクレマチスを這わせました。薄紫のフジとのコントラストが絶妙でお気に入りです。フジの花房の数はイマイチですが・・・汗
2017年5月6日
フジの花房もクレマチスの花も数が増えて、いい感じになって来ました。花房の垂れ下がりも長くなり写真以上に現物はキレイです。
2018年5月1日
ますますボリュームが増し絶好調!!写真暗めですみませんm(__)m
2019年5月19日
花房数も垂れ下がりの長さも、もう言うことなし!見応えのある迫力のフジ棚になりました。咲き始めから散るまで約10日くらいでしょうか?ちょっと短か過ぎますよね。
2021年5月4日
更にボリュームアップ!!棚が小さく見えて来ました。汗
2022年5月5日
更に更にボリュームアップ!!
2023年4月27日
垂れ下がり具合も迫力満点!もう安定して咲いてくれますね。
2024年4月28日
昨年の記録的な猛暑と暖冬で今年のフジはどうかな?と思っていましたが、例年と変わらずキレイに咲いてくれました。
庭に植える分には伸びた枝を切る程度で問題ないですが、毎年多くの花を咲かせるには剪定が重要です。剪定を誤ると花付きが悪く、最悪咲かなくなってしまいます。
< 1回目の剪定 >
1回目は7月末までに行います。花が終わると枝葉が爆発的に成長しますので、放っておくと大変なことになります。
そこで、若く勢いのある長い枝やフジ棚からはみ出した枝、及び生い茂って密集した枝葉などを取り除きます。全体的に形を整えるのが目的です。
この時、花が咲いた形跡のある枝に園芸用のバンドなどで目印を残しておくと、2回目の剪定の時に役に立ちます。
< 2回目の剪定 >
こちらの剪定が重要です。時期は葉が完全に落ちた11月中に行います。
この頃になると来年の花芽と枝葉芽がはっきりして来ますので、花芽を極力切らないように剪定するのがポイントです。
花芽の方が少し大きくふっくらしていますが、どちらか判断がつかない場合は残した方が無難です。
切り取る枝は1回目と同じで若い枝・棚からはみ出した枝・密集した枝などです。ただし、なるべく棚に這わせるようにした方が花房の見栄えがよくなるので、若い枝でも密集しなければ育てる意味合いで残す場合はアリです。
冬場の寒さと日当たりの良さが重要です。混みあっている枝はどんどん切りましょう。
<イングリッシュガーデンを楽しもう>
植え込みマップが付いているので、初心者でも簡単に英国風ガーデンが造れちゃいます♪